« 仕事に対する意識 | トップページ | 授業は佳境に入りましたが »

ウインチマンの責任

今日、不幸にもグライダー事故が起きました。

報道によれば、曳航開始直後に1つが動くはずだった索あるいはドラムが2つ動き始め、ウインチマンが危険と判断し曳航を中止した。速度を失ったグライダーは落着したため搭乗者はけがをしたという。

私も複数個のドラムを装備したウインチを操作する機会があるので、この事故のような状況の時どうすべきかは考えなければならない。

私はグライダーが安全に着陸できる高度を獲得できるまでウインチマンは曳航を続けるべきだと教育されてきた。

今回の場合はグライダーがある程度の高度、たとえば対地60m程度までは曳航を続け、無線を入れた上で曳航を中止するのがベターだったと思う。そうすれば搭乗者にとって予期しない曳航中断とはならなかっただろうし、グライダーが速度を確保し、余裕を持って着陸できるだけの高度があり安全な着陸が期待できるからだ。ウインチがその後すぐに復旧できるかどうかは分からないが、人命には代えられない。

この事故のように複数の索が巻き取られると互いに接触した索から破片が飛んでくると思われる。金網だとかアクリル板で破片がウインチ操縦席内に入ってこないようになっているが、破片の飛び散る音はするし、アクリル板の隙間から破片が飛んできて当たることがある。

私がそのような状況にあったとき、恐怖心と責任感のどちらが勝つのかはっきり言えない。恐怖心が勝ってしまうんじゃないかという不安がぬぐえない。

ウインチ曳航に対する自信がなくなる。

|

« 仕事に対する意識 | トップページ | 授業は佳境に入りましたが »

航空部」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/535686/22430959

この記事へのトラックバック一覧です: ウインチマンの責任:

« 仕事に対する意識 | トップページ | 授業は佳境に入りましたが »