今日はシステムデザイン特論4があった。
六本木にある森美術館の理事長が来た。
後から調べたら森ビルの社長夫人だった。だから理事長なんだろうなと納得がいった。
今回は「六本木を文化都市にする」というテーマが予定されていた。
しかし、そんなテーマあってもなくても変わらないのではないかという内容だった。
講演者は話の道筋を示さずに各論に入るので、今何を言いたくてそれに言及しているのか理解不能だった。他の美術館の話が延々と続き、何のためにその説明が必要なのか、どこに注目すべきなのかが分からなかった。
プロジェクターで写真などを映していたが、ただ映しているだけで、話の理解を助ける様な工夫が感じられなかった。
例えば、日本にある多くの美術館が手本としたルイジアナ美術館がある。そこの良さはロケーションにあると言いながら、ロケーションが分からない写真がスクリーンに映し出されていた。全く説得力がない。
講演者が準備不足であることは明らかだった。話の途中で言葉が出なくなったり、時にはカンペを読んでいるだけになるなど自分で話す内容を理解していない様子だった。かと思えば流暢にしゃべり始めたりもした。思いつきでしゃべっている様に見えた。
よくもお金をもらっていながら、こんなにも学生をこけにしたような講演ができるものだ。人を馬鹿にしているとしか思えない。相手に失礼とか断じて思わない人間なんだろうか。
教育にはいい手本を見せて、もののやり方や考え方を示す方法がある。
しかし、この講義は大抵悪い例を示している。こうなってはいけませんとしつこく注意するような方法だ。
これでは、悪い結果はわかるが、多くの優れたやり方というものを学べないし、悪いものを見させられては教育を受ける方の気分は悪くなる。
つまり、いざ自分で何か発表をするような時に、どうしたら悪くなるかは知っているが、どうしたら良くなるかは知らないという状態になる。結局どうしたら良くなるかは自分で考えるしかない。
しかも、この講義では全ての回が良い見本であるかのように紹介するが、実際はそうではなく玉石混淆である。悪い見本を良い見本と取り違えてしまったらどうするのだろう。
なんという非効率的な教育か!
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