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パワーフォーリビング

バイトから帰ってくると家の郵便受けに入っていた「パワーフォーリビング」。

なんの宗教かなと思ってちょっと読んでみた。キリスト教っぽい。

しかし、「最初にお読みください」に突っかかるところが多すぎて、もういいやとなった。

航空宇宙関連の話題を使ってなければ、こんなツッコミはしなかったかも知れない。

「最初にお読みください」には宇宙船コロンビア号は日曜日の朝に男三人を乗せて7日間で113回地球を周回したと記述がある。

ここでいうコロンビア号は大きさの記述や「巨大なロケットに取り付けられた、風変わりな形の宇宙船」という記述からスペースシャトルのコロンビア号であることは間違いないと思われる。

しかし、3人しか乗らなかったコロンビア号ってどのフライトなんだろう?初期のテストは搭乗者2人で行っていたようだし、通常のフライトなら5~7人くらい乗ってる。113回周回したとか具体的なところがある一方で打ち上げの日付をある日曜日としか記述しなかったりと情報の記述に意思を感じる。

そして、このスペースシャトルは鷲と比較される。

なぜ鷲と?

当時のジャーナリストがスペースシャトルを鷲にたとえた話を受けているからだ。

そして、鷲は上昇気流を見つける能力があり、それを使って上昇できるが、コロンビア号は宇宙船だから着陸するしかない宿命である。

コロンビア号が鷲になるには、鷲として生まれるか生まれ変わるかしかないと結び、これが人間の抱える問題だとしています。

それってどんな問題だよ。コロンビア号が鷲のような能力がないのはそういう能力が目的ではなかったからで、逆に鷲はコロンビア号のように宇宙に行くことすらできない。それぞれ得意なことが違うんだから同じ事ができなくて当然だろう。

鷲のような飛行能力が欲しいならグライダーに乗り、上昇気流の位置が推測できるよう気象や地形を勉強し訓練すればいいじゃないか。それができている人間はいる。それに、鷲は着陸せずに一生を空中で生きていける訳じゃないだろう。鷲だって着陸する宿命じゃないか。

最初に、人類の技術の粋を集めたと一般に思われているスペースシャトルがあたかも動物にすらかなわないかのような印象を与えている。

次に、人生のうまくいかない人を失敗したスペースシャトルに、成功している人を鷲にたとえ、成功している人たちが言う成功の秘訣とは神であるとしている。

こういう勧誘を目的とする文章は最初は受け入れやすい話をして、その後の本題に対する抵抗を下げる必要があると思われるが、この本では導入の部分に問題があり、はじめから情報を恣意的に選択している印象を与えてしまうように思う。

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